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進化論は正しいのでしょうか。果たして、時間と偶然と自然の作用が、初めに生命を創ることができたのでしょうか。 現代の多くの科学者は唯物論者です。つまり、物質のみが究極の現実であると信じているのです。彼らは、生命を含む宇宙の全てのものは、相互作用する物質という観点から説明されうると考えています。唯物論者は精神的、または超自然的な力の存在を認めません。 唯物論を信じる生物学者は特に、(a)純粋に唯物論的な生命の起源を説明することと、(b)生命は実験室で作ることができると証明すること、に関心を持っています。 ほとんどの科学者は厳密な唯物論者ではありません。生化学者アーサー・ ワイルダースミス博士は言います。
生命は無生物からは生じないということを初めて科学的に証明したのは、フランスの有名な科学者であり創造論者であったパスツールでした。[116] 中世には、ある人々は、生物がたびたび無生物から自然発生していたと信じていました。ミミズ、昆虫、ネズミ、その他の生物は、環境中の物質から生じたと考えられていました。
親のいない生物を発見した人はいません。今日では、これは生物学において最もよく受け入れられた事実の一つです。全ての生物は、一つまたはそれ以上の親から生まれます。しかし、驚くべきことに現代の多くの人々は、まだある種の「自然発生」を忠実に信じています。 唯物論者は、生命が大昔の地球の水中のどこかで自然発生したと考えています。その水は全く生命を含まず、ただ生命に必要な鉱物と化学物質だけを含んでいました。[119] 大気中の酸素は、生命が自然の作用で生じる可能性をなくしてしまうため、唯物論者は、大気には酸素がなかったという間違った仮定をしました。[120] また、彼らは、大気がアンモニア、窒素、水素、水蒸気、メタンなどの必要な材料を含んでいると仮定しました。 [121] しかし、これらの成分を混合しても生命は生まれないことはよく知られています。したがって、唯物論者は何か他のもの、たぶんエネルギーが必要だったに違いないと考えました。 [122] 科学者が生命をつくろうとする試み
結果はどうだったのでしょうか。もちろん、生命はできませんでした。しかし、電気によってある原子が結合してアミノ酸はできました。
ミラーとフォックスの実験は、雷が落ちた大昔の海で最終的に生命ができたということを証明したのでしょうか。いいえ。実際には、その実験の結果によって論拠は弱くなりました。生成したアミノ酸と他の単純な物質の混合物は、生命を生じるには適切ではないのです。知られている全ての生命は、左旋性のアミノ酸のみを使用しています。[125]
知られている生物で、左旋性と右旋性のアミノ酸の両方の組み合わせを利用しているものはありません。左旋性のアミノ酸の鎖に右旋性のアミノ酸を一個加えるだけで、鎖全体がだめになってしまいます!*127* 実験室でアミノ酸を合成すると、これらの二型が50%ずつ混ざったものができます。ただ、高度に発達した、知的に制御された過程によってのみ、これらの二型を分離することができます。
もしこの圧倒的な障害がなかったとしても、生命の誕生には遥かに大きな問題が残っています。アミノ酸が分解されてしまう、または初めから決して生成されないという多くの理由があるのです。[128] さらに、生命にはアミノ酸だけでなく、まだまだ多くのものが必要です。一つはタンパク質、もう一つはDNAの情報です。
化学物質+エネルギー:これらは最初の生命を生じることができたのでしょうか。 ある化学者は、アミノ酸が偶然に結合して必要なタンパク質となる確率の途方もない小ささを計算しました。彼は、時間と偶然によって一つの小さなタンパク質ができるのでさえ10の67乗分の1以下と計算しました。それも、理想的な物質の混合物、理想的な大気中で、1000億年もの時間(地球の推定年齢の10から20倍)が与えられてです。[129] 数学者は、統計的に10の50乗分の1以下の確率の出来事は、起こったこともなければ起こる可能性もないという点でだいたい一致しています(「これでも甘い計算なのです!」)。 [130] 権威ある様々な研究者が感じていることは、偶然や、どの自然の作用によっても、生命に必要なタンパク質は決して生じ得なかったということが疑いの余地無く証明されているということです。[131]
化学者であるワイルダースミス 博士は、この問題についてどういう結論を下したでしょうか。 「このような原始スープの中で生命が自然発生し得なかったことは明白である。」 [132]
DNA分子と、その自然発生の確率の圧倒的な小ささ 細胞一つ一つの中に、非常に重要な染色体を含む核と呼ばれる部分があります。 [133] 染色体は、顕微鏡でしか見えない、小さな棒状の構造で、遺伝子を運んでいます。染色体の中に、DNAと呼ばれるさらに小さな構造があります。[134] これは、人体、そして他のどの生物の中でも最も重要な化学物質の一つです。DNA分子の科学的理解が深まるにつれて、唯物論の大きな問題点が明らかになってきました。
DNAの機能はフロッピーディスク上のコンピュータープログラムのようなもので、暗号化された情報を保存し、運びます。ヒトのDNAには、とても小さな文字がぎっしり詰まった500ページの本1000冊分の情報があると言われています。[136] DNA 暗号はどのコンピューターよりも遥かに精巧なものを作り出します。 驚くべきことに、この莫大な情報は一つの細胞中に収まり、たった一つの受精卵から始まるヒトの体全体の形成を決まった手順で指示しています。バクテリアのDNAさえ非常に複雑で、全てがとても正確で意味のある順序で並んでいる最低でも三百万の単位を含んでいます。[137]
このように複雑な暗号と込み入った化学反応を含む細胞が、全く偶然の化学反応では決して生じ得なかったということは多くの科学者が確信しています。[139] 化学物質がどのように混合されても、DNAのらせん構造や何らかの知的な暗号ができることはありません。DNAだけがDNAを複製できます。 二人の有名な科学者が、自然の作用で生命ができる確率を計算しました。彼らは、生命がランダムな試行で発生した確率は10の4万乗分の1以下であると計算しました。10の4万乗分の1とは、1のあとに0が4万個つく数です。[140] そのような巨大な数の大きさはどうやって想像できるでしょうか。ほとんどの進化論者は、宇宙の年齢を300億年以下であるとしています。[141]300億年でも、秒数にして10の18乗もありません。ですから、たとえ自然がどうにかして毎秒何兆もの遺伝子の組み合わせをつくることができたとしても、試行錯誤によって最も単純な単細胞生物ができる確率は想像も及ばないほど小さいのです![142] 言い換えれば、最も単純なDNA分子でさえ知性のあるデザイナーによるものであるという考えが確率的に言って圧倒的に支持されているのです。 化学者である グリーブ博士はいいます。 「過去の、そして現在の生命の複雑さが有機物の進化によるものであるという考えは、DNAの遺伝暗号の重要性を理解する人々によって、とうの昔に捨てられている。」 [143]科学者であり、数学者であるI. L. コーエンは言います。 "「DNA/RNAシステムが明らかになったそのとき、進化論者と創造論者の論争は急停止するはずだった。 …DNA/RNAシステムが意味することは明らかです。確率の概念に基づいて数学的に言えば、今日我々が見るおよそ6百万種の動植物を創造したメカニズムが進化であったということはありえません。」[144]進化論者であるマイケル・デントンは言います。 「知られてる最も単純な細胞でさえ極めて複雑であるため、そのような物体がある種の気まぐれな、極めて起こりそうにない出来事によって、突然寄せ集められて出来上がったということを信じるのは不可能です。そのような出来事は奇跡と区別が出来ません。」 [145]
ほとんどではないとしても、生命の起源を研究する多くの科学者が今やホイルに同意しています。生命は、偶然や何らかの知られてる自然の作用では生じ得なかったということです。 [148] 多くの進化論者は現在、物質に内在し、物質をより複雑な状態へ集合させることのできる理論上の作用をさがしています。それは熱力学の第二法則に反するため失敗する運命にあると、ほとんどの創造論者は信じています。 DNA分子に書かれている情報は、知られているどの物質の自然の相互作用によっても生まれないということは重要です。物質や分子も、自己組織化して暗号をつくるような知性を持ち合わせてはいません。分子を並べて、そのような暗号をつくるような物理法則は知られていません。[149] コンピューターのディスクと同様に、DNAは知性を持ちません。この「マスタープログラム」の複雑で目的にかなった暗号は、それ自身の外部でのみ生じ得たでしょう。コンピュータープログラムの場合では、最初の暗号は知性のある者、つまりプログラマーによって入力されます。同様にDNAの場合でも、DNAの存在以前にまず知性が存在しなければなりません。統計的にはこの説の方が圧倒的に支持されます。DNAには知性によって製造されたというマークが付いているのです。 ワイルダースミス 博士は3つの博士号を持つ尊敬された科学者でした。彼は現代の生物学と生化学に精通していました。どの動植物にも見られるDNA暗号の起源について、彼は熟考の上で何と結論したでしょうか。 「… 遺伝情報の形成をDNAの化学的構成要素から説明しようという試みは、… 本の文章が紙の分子から生じて紙に現れるのであって、外部の何らかの情報源によるのではないと考えるようなものです。」 [150] 要点
Author: Paul S. Taylor, Eden Communications/Films for Christ. Adapted from The Illustrated ORIGINS Answer Book (available for purchase). Translated to Japanese by Ko Nakagawa. Copyright © 1999, Eden
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